ちょっとマニアックな話ですので、結論だけ知りたい人は飛ばして読んでください。

木の家と言っても、基礎部分は鉄筋コンクリートになります。

もみの木ハウスの家の基礎も例外なく鉄筋コンクリート製になります。

形状はベタ基礎と言われる基礎になります。

さて、読んで字の如く鉄筋コンクリートは鉄筋とコンクリートでできています。

鉄筋とコンクリートはとても相性が良い事になります。

鉄筋は引っ張る力に強く、コンクリートは圧縮の力に強い!

お互いがお互いの長所を活かして、強度を保っていると言う事になります。

更に言えば、鉄は酸化すると錆びますがコンクリートは強アルカリ性になります

ですので、鉄筋が錆びるのを防いでいる。

つまり、コンクリートが鉄筋の防錆と圧縮を担ってくれていると言う事ですね。

しかしながら、コンクリートの強アルカリ性も酸素や水にさらされる事によって、中性化されていく。

中性化されたコンクリートは強度も落ちる上に、鉄筋の不導体被覆が破壊され鉄筋には錆が発生する!

そうするとどうなるか?

そうなると、錆によって鉄筋が膨張して、コンクリートにヒビを発生させる(汗)

そして、そのヒビから水が侵入して更に鉄筋を錆させる!

そして、コンクリートを加速的に破壊していくと言う事になります。

さて、鉄筋コンクリートを長持ちさせるにはどうしたら良いか?

重要な事は、鉄筋にどれだけコンクリートが被っているか?とコンクリートの強度になります!

外気(土)から鉄筋までの距離が離れていれば離れているほど鉄筋の防錆効果は高くて、コンクリート強度が強ければ強いほど、アルカリ性も強い事になりアルカリ性が中性化する時間が稼げる事になる。

と言う事で、もみの木ハウスの基礎は何年持つ計算でやっているか?

計算上は100年は十分強度を保っているとの事です。

形を成すと言う事ではなく、強度を保つと言う事が大事ですね。

それは、イノスの基準をしっかり守って作った基礎に限りっての事ですね。

イノスの基準は一般の住宅会社と比べるとかなり厳しい基準での施工レベルを求められます。

コンクリートの強度も一般的な住宅基礎コンクリート強度の2ランクは上を求められる!

そこまで過剰な耐久性を求めるのは、何の為?って話になりますが、それは家を資産とするためでしょう。

中古住宅の最大のネックは、基礎が死んでる事になります(爆)

基礎が生きていれば、上部の構造材も利用が可能になる!

逆に上部の構造材が良好でも基礎が死んでいれば、全解体しか選択肢が無い訳です(汗)

だから、家を資産と考えるのであれば基礎は、超重要項目であると言う事になります。

自分は、住宅リノベーションの仕事をやってみて、基礎の重要性を再度確認させてもらいました。

基礎が死んだら、同時に家も死ぬと考えた方が良いです。

基礎をどう作るかで、その会社の住宅に対する考え方がわかると言っても過言では無いと思われます。

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株式会社もみの木ハウス新潟  代表取締役 山田雄一

山田 雄一

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