女性目線の家づくり
「家事のしやすい家」「女性目線の家づくり」ってよく聞きます。
家づくりのキーマンは女性ですからね。
そこを重点的に押さえて受注を呼び込もうって事です。
家の本質としても企業の戦略としても目の付け所は良いですね。
「良いところに目をつけてるな～」って思いホームページを見たりしますがプランは意外に普通です。下手すりゃ「コレ家事しづらいでしょう」みたいなのまである（汗）
そこで自分が思うのは「やはり本質は突いていない」です（爆）
要するに「女性目線」的なキャッチフレーズを使えば売れるから使っているだけでしょう。
そんな住宅の外観や内装仕上げは決まって南ヨーロピアンな仕上がりになっていますから、
女性は漆喰とパインの組み合わせが好きな方が多いらしいですね。
まあ、塗り壁風の外壁に塗り壁風のビニールクロスにパイン風のカラーフロアですけどね！！
すべて「○○風」っていうのが凄いですが「なかなか上手い」って思います（笑）
さらには「収納セミナー」なんかをモデルハウスで開催して完全に自社に引き込みます。
収納が苦手っていう人は性別に関わらず多いですから、実に上手い（笑）
しかも、価格の高い家は家計を圧迫するということでローコストに仕上がっています。
「こいつは買うしかない」って感じです（笑）
売り方があまりにも上手いので騙されちゃいますね（爆）
まあ、お店やホテルなんかは見た目だけでも「女性目線」でもいいんですが、住宅は日々の生活を送る為の道具です。
はっきり言うと、見た目なんて大した問題ではないんですよね。
見た目はスッキリまとまっているかどうかの問題だけです。
女性目線とか男性目線とかそんなのは本質を突いなければ意味はないって事ですよ。
住宅で「家事がしやすい」とか「収納がしやすい」なんて事は、もはや当たり前の事。
しかし、なんら付加価値でもない事をさも付加価値的に言うあたりの精神力は凄いです！！
車で言えば「うちの車はエアバッグがついてますよ」って言ってるようなもの「それってもはや当たり前じゃ。。。。。」って感じですね（汗）
「女性設計士の家づくり」なんかも最近は売れているらしい？？
はっきり言って女性だろうが男性だろうが家づくりが下手な人は下手です（汗）
ただ、流行のアンテナは女性の方が敏感なのは間違いないですけどね。
でも家づくりで流行を追ったら数年後に後悔しますが、、、、！！
しかしながら女性をターゲットにした販売戦略は実にうまいとも思います。
自分の場合は、自分の造った物を体感してもらって欲しい人だけの提供になります。
欲しいという人は圧倒的に女性が多いですけどね。
ナチュラルに「女性目線」って事なのかもしれません？
イメージ戦略の会社と一緒にされるのは嫌ですけどね（汗）
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山田 雄一
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