打ち合わせが諸悪の根源かも知れない?
住宅を建てる時に「打ち合わせが大変でした」と言う人が多い様です。
それは、そうでしょう(汗)
住宅には専門用語があったり、部材ごとに多種多様な製品があり、その中から自分のイメージや自分に合った物をチョイスする必要があるからです!
おまけに、契約時に設定していた部材と自分が選んだ物が変わる場合、お金の問題も発生する!
つまり、建築の知識に加え算盤の能力を持ち合わせていないと、打ち合わせは進まない訳でございます!
簡単な流れで言えばこんな感じです!
打ち合わせで部材を選ぶ→
業者から見積もりが出る→
選んだ部材に追加金額が適正か悩む→
業者から他の案が提示される→
また部材を選び直す→
業者から見積もりが出る→
また悩む→
結局冷静になって契約時に選んでいた部材に戻りそこで決定する→
家が完成する→
イメージと違うものができる→
やはり「あの時お金をけちらなかったら!!」と後悔をする!
みたいな流れを全部の部材、部品、設備、挙げ句の果てにプラン、性能まで!
全てでは無いかもしれないが、下手をすれば全てこの工程を経む可能性があります!
そして「家を建てた後には無駄に建築の知識と後悔だけが残る」みたいには、みなさんなりたく無いですよね?
結論を言うと、家造りの後悔は「ヒューマンエラー」ではなく「システムエラー」によって引き起こされている!
要するに、諸悪の根源は「打ち合わせ」になります。
当然ですが、お客様は建築の素人になります。
自分がどんな家に住みたいかのイメージはできるけども、何をどれをどう選べばイメージ通りになるかが分からない!
当たり前ですよね!
そんなの出来たら、建築屋に就職した方が良いからです!
もっと言えば、普段はわからないですが、何故か家造りの時に発動するのが「コレさえあれば自分は変われる」です!
これも、エラーの要因になります!
これは「勉強部屋があれば勉強する」と言う子供と一緒でございます!
人は簡単には変わらない!
少しは変わるかもですが、根本的には変わらない!
ですから、自分を客観的に見るか誰かに客観的に見てもらう以外貴方に合った家を作るのは無理に近いかと思います。
最終的な話をすると「貴方(家族)に合った家を作るには客観的に貴方(家族)を見てくれるプロにお任せする」が1番正解に近づく事だと思いますし、無駄に頭を悩まし、神経をすり減らし、無駄な時間にとらわれる事からの脱却だと自分は思います。
どうしても打ち合わせをしたいと思う人は止めませんが、打ち合わせをして失敗したく無いと考えるのであれば、営業さんに「御社で契約すると、完成までに打ち合わせって何回くらいできるんですか?」と聞いて下さい!
その答えが「お客様が納得されるまで何回でも大丈夫です」みたいに言われたら、逃げる準備を始められた方が良さそうです(汗)
もみの木ハウスの場合は、打ち合わせはほとんどありません!
お客さんに代わって、プロが全てを選ぶからです!
ただ、当てずっぽうに選んでいる訳ではなくて、お客さんの人間性や行動原理を理解して、地域の外的要因や他者からどう思われるかなど、トータルな部分で考えて決める!
そうやって家づくりをしてきていますし、これからもそれは変わらない。
それが、お客様が幸せになる事だと分かっているからです。
「打ち合わせ」あまり好きな言葉では無いなぁと言うお話でした。
おしまい