理由がある??
物事にはすべて理由がある。
なんで人間がお腹が減って食事をするのか?
理由は、『生きる為』です。
お腹が減らなくて食事をしなければ、動物は生きて行けません。
これは、誰でもわかる事ですよね。
住宅を構成する部品や部材にも、すべて理由があります。
なんで、この壁なのか?
なんで、この床なのか?
なんで、このサッシなのか?
それは、各住宅会社で考えは違うと思います。
自分の場合は、住む人が『安全に安心で健康的に生活をおくれる建物を造りたい』
その考えの元、部品や部材をえらんでいます。
ですので例えば、お客様から『壁紙はビニールクロスのこれが良いです』
と言われた場合、『申し訳ありませんが出来ません』になります。
もちろん、しっかり理由を説明させて頂いたうえでお断りさせて頂いています。
当然、お客様の家ですので可能な限り、お客様の要望は叶えてあげたい気持ちはあります。
それに、お客様の言う通りに造った方が、考えなくていいので自分も楽です。
でも、住んでから数年後にそれがどうなるかをお客様は知りません。
自分は、どうなるかを知ってます。
だから、止めるだけです。
山道を歩いていて道が分かれている、どっちが頂上でどっちが崖か自分が知ってる場合
『お好きな方へどうぞ』なんて事は、自分には言えないんですね。そんな感じです(笑)
平気で、『お好きな方へどうぞ』なんて言える人が住宅業界には多いですけどね(汗)
それは、売れればいいやって考えをもっている方々でしょう。
そんなところで建ててしまったら悲劇です。
数年後、『なんでこんなにカビだらけになってしまうの?』と建てた会社に問い合わせても
『それは、お客様が選ばれた物ですので、、、』って簡単に逃げられますからね。
逆に、『生活の仕方が原因では?』なんて言われて、建物が悪いですなんて認めませんからね。
『気になるようならリフォームしますか??お世話になってますので安くしますよ』
このパターンはよくある話です。
建てた会社が1枚上手って事になる。
組織ぐるみですので、個人では勝てるわけがない、、、諦めるしかないです(爆)
ちゃんと考えている会社かどうかは、営業マンに『なんでこの床なんですか??』
って質問してみてください。
それででわかると思います。
なんでこの床なのか?の理由をちゃんと言えれば、お客様の事を考えてる会社の
可能性が高いです。
『これが当社の標準だからです』や『一般的にこれが主流です』
とかは、危険な匂いがしますね(笑)
でも、選ぶのはお客様になります。
なんで家を建てるのかをもう一度家族で考えてください。
そうすると、なんでこの会社で建てるのか理由ができます。
それが、家つくりの第一歩であり目標になりますからね。
是非やってみてください。