ビジネスにおいて「何をやるか?」と考えるか「何をやらないか?」と考えるかで、会社の体制は大きく変わり、サービスの方向性も凄まじく変わる事になります。
結論、どちらが良くてどちらが悪いなんて事はないですが、経営者から従業員から顧客まで全ての意思を統一するには「何をやらないか?」で仕組みを考えて行った方が、意思の統一がスムーズに出来ると考えます。
自分達は、家を作る事を仕事にしていますが、家を作る事をゴールに置いて会社作りをしている訳ではない。
つまり、他の会社とは少し違うところにゴール設定をしていて「家は作って終わり」と言う考えは、自分達とは対極のところにある事になります。
とは言え、他の会社が「家を作って終わり」と考えているとは思いませんが、対極とまでは思っていないと思います。
それは、他の会社が「何をやるか?」で会社を構成しているからになる。
もちろん、企業は成長し続けないと「衰退」と評価される訳でして、去年より今年、今年より来年と業績を伸ばさなくてはいけない事になります。
業績の為に仕事をする事になりますので「なにをやるか?」は「沢山受注して沢山施工する」になり、それがある意味ゴールとなってしまう。
つまり「作ったら終わり」寄りになりがちって事です(汗)
それは、間違った考え方ではなくて、組織の構造上そう考えないと成り立っていかない構造になっているってだけの話でございます。
分かりづらいので、簡単に言うと「目先の目標だけを見て仕事をしている」会社が多いと思います。
要するに「欲がない経営者が多い」って事ですね(汗)
自分の場合は、欲が半端ないでございますから(笑)
「目先の利益を取るよりも、将来の大きい利益を取りに行く」と決めていて、それの邪魔をする様なやり方を、全て排除して行ってますので「何をやらないか?」を決めて行っている感じになります。
要するに、自分達のゴールの為には、どうしても従業員やお客さんの理解と協力が必要不可欠である訳でして、「家を建てたらお客さんと関係が悪くなる様な家造りはしない」と言う考え方が確実に必要になる訳です。
ですから「お客さんの利益になる家しか作らない」と言う「やらない事」を決めています。
では、自分達のゴールは何処にあるのか?ですが、自分達のゴールは「関わるお客さんを全員幸せにして、次の世代の子供達が豊かに暮らせる社会を作る」と言うのがゴールになります。
その為には、今までの様に「1世代で終わりの家造り」を終わらせる必要があります。
もちろん、構造的にも技術的にもそれを作る事は可能です。
あとは、住む人が「この家を次世代につなぐ」と言うマインドを持ってもらう必要がある。
そうなってくると、メンテナンスも技術的判別が大事な作業となるので、こちらでやらせてもらう必要がありますし、その考え方を持ってもらう必要がありますから、お客さんとの関係を良好に保つ必要がある。
もちろん、関係を切りたくなる様な人の仕事も事前に判断している訳ですから、大丈夫なんですけどね。
では、もみの木ハウスは将来何処で大きい利益を取ろうとしているのか?ですが(笑)
資産価値の高い住宅を、貸したり売ったりする場合の不動産の手数料収入を得ようと考えています。
だから不動産業もやっている(笑)
不動産業も、もみの木や建築の知識が無ければ、家の資産価値が分からない訳ですので、価値を評価する為にも自分達は必要になると思います。
未来の話すぎて、多分その頃には自分はこの世にいないかもしれないけど、後世の人達に仕組みと資産を残せれば、お金を残すより感謝されるだろうと言う作戦でございます。
そんな未来の利益まで考えている経営者は少ないでしょう。
「自分の欲は世代を超えるぞ」って話でした(汗)
おしまい
山田 雄一
もみの木ハウス新潟では、夏暑く冬寒いという、新潟県の地域特性に合ったお住まいを提案しています。もみの木を内装材として使用した、健康で快適で安心な家族がふれあう素敵な空間をお客様に提供していきたいと考えております。