住宅は「道具です」と自分は言い続けています。
飾り物ではありませんから「壊れなくて使いやすい維持費がかからない」が最優先事項だと自分は思っています。
見た目がどうでも良いと言っている訳ではなくて「その前に考えないといけない事がいっぱいありますよ」って事になります。
どれだけ見た目が良くても「すぐ壊れて使いづらい」では、道具として機能しないからですね(笑)
さて、住宅は「家族が今よりも幸せになる為」の道具です。
住宅を建てると言う事は、今住んでいる建物より生活のしやすい間取りと、空間と性能を目指して家を建てる人がほとんどだと思います。
当然ですよね!
今よりも高い金額の家賃(住宅ローン)を払う訳ですから、そうなって欲しいですよね。
まぁ、住宅会社によっては「家賃と同じ金額で新築が建つ」みたいなキャッチフレーズで家を売っている会社もありますが、家賃並みの住宅ローンと言う事は賃貸アパート並みの生活しか出来ないと考えた方が良いでしょう(汗)
そして、住宅には住宅の値段の他にランニングコストやメンテナンス費用が後々かかってきますから、そこも含めての「長い目で見たコスト」つまりロングスパンでのトータルコストを考えて家は考えた方が良いでしょう。
安い家の場合は、その辺はあまり考えている住宅とは思えない場合が多い!
安い家の場合、住宅の性能も使っている素材も最低限な事になります。
そうすると、高性能な住宅と同じ温熱環境で生活した場合、ランニングコストが以上に高くなる計算になります。
そうした時に、安い家の住宅ローンの返済が月6.5万円光熱費が年間30万月割りすると25,000円月平均の支払いが90,000円となります。
高性能な家の場合、住宅ローンの返済が月7.5万円光熱費が年間20万月割りすると約1.7万円月平均の支払いが92,000円になります。
ここで「アレ??」ってなって欲しいんですが(笑)
ならなかったら、ごめんなさい!
これは、ほんの一例に過ぎませんで下手すると安い家の方が月返済が高い場合もある(汗)
そして、住宅ローンは終わりますが住んでいる以上光熱費に終わりはありません。
永遠に高いランニングコストを払い続けて、最低限の素材ですからメンテナンスの間隔も普通の家よりは短くなる(汗)
つまり、軽い気持ちで「家は安い方が良い」なんて感じで買っちゃうと最終的には、貧乏になります。
これが、本当にある話ですから気を付けて欲しいです。
もちろん、デザイン性を自分が後回しにするのもランニングコストやメンテナンス費用が無駄にかからない様にと思ってやっています。
何度も言いますが、住宅は道具です。
それも「快適に過ごす為の道具」ではなくて、そんな事は当たり前でして「家族が今よりも幸せになる為の道具」です。
精神的にも身体的にも経済的にも幸せになるのが、家の仕事になります。
どうしても、高い買い物ですから住宅の値段だけに目が行きがちですが、その辺も踏まえて家作りは考えた方が良いと自分は考えています。
山田 雄一
もみの木ハウス新潟では、夏暑く冬寒いという、新潟県の地域特性に合ったお住まいを提案しています。もみの木を内装材として使用した、健康で快適で安心な家族がふれあう素敵な空間をお客様に提供していきたいと考えております。