外壁の傷みが早い家があります!
やたらと外壁が傷む家があります!
それは、立地の環境もあるがそれだけでは説明がつかないくらいに、傷みの激しい家があります。
「なんでだろう?」「こんなもんなのかな?」みたいに住んでる人は思っていると思いますが、それには明確な理由があります!
1番の理由は「外壁と柱(躯体)との間に通気が取れていない事」になります。
良くあるのが、外壁と板金水切りの隙間から空気を入れてはいるものの「出口がない」為に外壁と柱の間で空気が止まってしまい外壁が乾かなくなり、劣化が加速する場合です。
自分達の場合は、外壁通気のロジックを理解していますから、板金水切りから空気を入れて、屋根の頂点の棟で排気をする様に作るのは常識になっておりますが、どうやらそれを理解していないのか?分かっていてやってないのか?は分かりませんが、できていない住宅は新築の家でもかなりあります。
もちろん、その工事をするためには手間も材料費もかかるからコスト高にはなるのですが、建てる時にやっておかないと後々はできない工事になるし、長い目で見れば、かけたコストは確実に回収が出来る話でございます。
それなのに、やらないと言う事は
住宅会社に知識か技術か?もしくはその両方かがない場合か、住宅会社がお客さんをなめてるか?
お客さんがお金を値切ったか?
の3パターンが多いと思います。
理由はどうあれ、最後に泣くのはお客さんになります!
自分達も含め、できている住宅会社もできていない住宅会社も「外壁の通気しっかりやってます」なんて事はお客さんには話しません!
だって興味無いだろうし、分からないでしょうし、そもそも「そんな事できていて当たり前」だと思っている人が多いだろうから、お客さんからも聞かれませんよね。
自分の場合は、黙っていてもプランの時から外壁通気を意識をしてプランをしている!
もちろん、かかるコストはもらっています。
そこのコストを値切られた場合は、その仕事自体をお断りしています。
理由は「その家に責任が持てないから!」以上になります。
傾向として、片流れの屋根の家の通気が取れていないケースが多い様に感じます!
理由は片流れの屋根の方が防水処理が複雑で難しいからです。
知識があれば出来る事ですが、職人さん任せにしている所はやっていませんね!
積極的に面倒な事をやる職人はいないからです。
では、外壁通気が出来ている会社かどうかをどう見分けるか?ですが、素直に営業マンに聞いてください。
「外通気工法はされていますか?ちなみにそのマニュアルを見せて頂けますか?」でわかると思います。
試してみてください!
さあ、外壁通気が出来ているか、出来ていないかで外装のメンテナンススパンと費用は相当変わってきます。
建てた後にお金がかかる家は、負の遺産になりますから、しっかり考えてやっていけたらなと思っていますって話でした。
おしまい