高気密住宅を建てるなら室内空気環境も考えて!
もみの木ハウスの家は、省令準耐火と言う仕様になっています。
簡単に言うと「普通の家より燃えづらいよ」って事で火災保険も普通の家より半額になっております。
火災が起きてもすぐには燃えないから、安全に避難ができると言うのがメリットの部分ですが、デメリットもあります。
燃えづらいので全焼になりづらいですから、火災保険が半焼扱いになりまして、満額でないケースがあるって事ですね。
とは言え、人の命はお金に変えられませんから全焼しないと言うのは、メリットが多いのだと思います。
さて、省令準耐火の仕様になりますと、もう一つ大きなメリットがあります。
それは「部屋(家)の気密性能が上がる」と言う事ですね。
それによって、隙間風がなくなる!
隙間風がないと言う事は、外気に影響されないので冷暖房の効きが良くなります。
つまり、省エネルギーで快適に生活しやすい建物になります!
ただ、ここにもデメリットがあります!
気密が上がると、湿気と揮発性有機化合物(VOC)の排出が難しくなります。
湿気の排出ができないとなると、確実にカビが発生します!
VOCの排出が出来ないと、人が吸い込み受け皿が一杯になるとシックハウス症候群になります!
カビも胞子を出しますので、喘息や肺の疾患に悩む人が増える事になる!
アレルギーも増えるらしいです。
「だったら換気しよう」って話になりますが、せっかく気密性が上がって快適な温熱環境になったのに、空気を入れ替えたら何にもならないですよね!
だから、内装材の選定も慎重にする必要があると言う事です。
湿気を一時保管できる調湿効果のある素材かつVOCの発生が少ない素材を使うしか今のところ、方法がありません!
自分達で言えば、もみの木の内装材ですね。
自分達は、もみの木の内装材が有るからこそ高気密の家にしても、住う家族の健康が害される事なく生活ができる住宅を作れてると考えてます。
そうじゃない場合は、しっかりと換気をして生活をした方が家族の健康には良いと思います。
「強力なエンジンを積んだら、強力なブレーキを使わないと事故につながる」のと一緒で、気密性と室内空気環境は一緒に考えないといけません。
片方だけ一生懸命考えていると、危険ですよって話でした。
おしまい