健康住宅???
「健康住宅」も色々です。
「健康住宅 新潟」でインターネットを検索すると色々な会社の
ホームページやブログが出てきます。
気になるので見てみますと、会社によって考え方の違いが相当ある。
「高気密高断熱」だから健康住宅です。みたいなのが多いですね。
折角ですので色々説明しておこうと思います。
なんで「高気密高断熱」だと健康住宅なのかと言いますと、
断熱性能と機密性能を上げると室内の温度が一定になり急激な温度変化による人体への
負担が減るってことです。
つまりは、ヒートショックの予防になるって事で「健康住宅」って言っているんでしょう。
言ってる事は間違いではないですね。
さらに、そのホームページを見て行きますと施工事例があります。
外観写真や内観写真が見れますので見て行きます。
自分が気になったのが内観写真です。
写真から読み取れる内装の仕上げは、壁紙はビニールクロス、床はカラーフロアです。
「高気密高断熱」を売りにしている会社です。おそらく高気密高断熱なんでしょう??
高気密って事は外気が室内に入ってこないし、室内の空気が外には出て行かない事になります。
ですので「高気密高断熱」であればあるほど内装材の選定は気を使わなくてはいけないはず。
なんですが、この会社の内装材はビニールクロスにカラーフロアです。
という事は、ビニールクロスやカラーフロアから出る化学物質が室内には充満することになる。
それって健康住宅なの??って感じです。
さらにいえばビニール製品で室内を覆っているので、湿度の調整が出来ない事になります。
そうなってくると、建てて数年でビニールクロスの裏側にカビが生えます。
そこに住む家族は、揮発性化学物質とカビの胞子の中での暮らしになるって事です。
そうなってしまうと、いくら高性能な24時間換気システムがついてても処理しきれません。
処理しきれなくなった時点で、即シックハウスやアレルギーになってもおかしくない
劣悪な空気環境になります。
これでは、本当の健康住宅とは言えませんよね?
間違った選択をすると、せっかく建てたマイホームが家族を苦しめる事になりかねません(涙)
企業は健康に良さそうな物が1%でも建物に盛り込んで有れば、後の99%が人体に危険な物でも
「健康住宅」ってキャッチコピーをつけて売り出します。
「健康住宅」の方が売れるからですね。
さらに、ソーラーパネルを付けて「健康住宅+0エネルギー住宅」で顧客の欲を
揺さぶってきますからね(笑)
欲があると騙される事になりますので、気をつけてください。
モミの木の調湿実験をしました。
詳しくはこちら➡モミの木調湿実験