ビニールクロスを使わない理由
もみの木ハウスの場合、ビニールクロスは使いません!
理由は簡単でして「家の空気を汚すから」になります!
ビニールクロスの原料は、子供の頃ノートの下敷きに使っていたプラスチックと同じになります!
そこに、可塑剤と言うプラスチックを紙のように柔らかくする化学物質を入れて、施工性を高めたのがビニールクロスになる訳ですね!
さて、ビニールクロスは空気を汚すと書きましたが、どのように汚すのかを書いていきたいと思います。
まず、ビニールクロスに入っている可塑剤には色々な化学物質が投入されておりまして、それが10年間揮発し続けております。
要するに、化学物質を10年間家中の空気にばら撒きます!
そして、今のビニールクロスには色々な機能がついております!
「カビに強い」とかですね!
それも、10年間は効果を発揮する代わりに、カビに強い化学物質を出す訳です。
これが、空気を汚す原因の1つですね!
じゃあ「10年間我慢すれば空気を汚さなくなるじゃん」となる訳ですが、ここからがミソでして、ビニールクロスの賞味期限は10年になります(汗)
10年経ったらカビは発生する!
と言う事は、10年後はカビに悩まされ続ける事になる!
つまり、カビの胞子が大量に室内に放出される!
これが2つ目の空気を汚す原因になる訳です。
これはダメだって事で、張り替える!
そうすると、また化学物質に悩まされると言う「負のスパイラル」に陥る訳でございます(汗)
では、なぜ日本の90%以上の住宅でビニールクロスを使っているのか?と言うと、施工が楽で安いからになります(汗)
変な話ですが、坪単価100万の家でも150万の家でもビニールクロスを使っている!
それで本当に良いの?って自分は思っちゃいます。
まあ、これが高気密住宅じゃなければ、まだ分かるんですが、今の住宅は気密性が高い家がほとんどになります!
ウチが作る家も、超が付くほどの高気密になりますので、恐ろしくて使えないと言うのが、本当のところでございます!
まだ、ビニールクロスが空気を汚す理由はあるんですが、長くなるので今日はこれくらいにしておこうと思いますが、兎に角住宅の気密性が上がった今の時代に、住む人の健康を脅かし、かつ張り替え頻度の高い(メンテナンス費用が高くなる)ビニールクロスは自分の中では、絶対使えない一品だと思っています。
と言う話でした。
おしまい