浮造りの床の家
もみの木の床材は柾目で「浮造り」(うづくり)という加工がされています。
木目には冬に育った硬い部分と夏に育った柔らかい部分があります。
もちろん夏に育った部分は柔らかいから傷がつきやすいです。
それであれば、傷がつきやすい部分を先に削ってしまおうってのが「浮造り」ですね。
「浮造り」をかけたもみの床は表面がザラザラしていて足触りが良くて滑りづらいだけでなく傷が付きづらかったり調湿性能が高いので汗や水分でベタベタする事がなかったりで快適性がかなり高いです。
もみの木の床を始めもみの木の内装材は住む人には色々なメリットが有りますがデメリットもある(汗)
それは大量生産が出来ないことです。
そもそも普通の会社では生産することすらできない(爆)
もみの木の床材を作れるのは全国でマルサ工業さん1社のみです。
高い木の知識と刃物の技術がないと作れないものですからね。
それでも生産できるのは年間300棟分しかない。
その中で自分の所に来る分は年間10棟ないくらいです。
そもそも年間10棟も建てる事は出来そうにありませんけどね(汗)