「硬い床が冷たい」と言うのは、世の中の常識と思っていましたが、どうやら世間には浸透していない様です。
住宅会社は「木の床は温かみがありますからね」って平気で言っているが、木の中でも硬い木の場合は温かみなんて1ミリもありません(汗)
硬い床は、ただただ冷たく感じるんですがお客さんも「木だから暖かい」と納得されるみたいです。
素人はその辺の知識が無くて当たり前です。
ですので、プロが「木だから暖かい」って言っているんだから、暖かいんだろうって事になるんだと思います。
スーツを着てそれっぽい話をしていれば、お客さんはその人をプロだと思います。
プロと思っている人が硬い木を「暖かい」と言っちゃうくらい素人だとしてもですね(汗)
ですから、自分が思うのはプロならプロの話をした方が良いんじゃ無い?って話です。
どうやら、木の家を作っているにもかかわらず、木の勉強をしない営業マンは多い!
もちろん、木の名前と値段くらいは知っているんだろうけども、その木がどんな木でどんな効果があって、何に良いのか?悪いのか?位は知った上で、お客さんに話はされた方が良いでしょう。
「この床は硬くて色が濃いから、高級感が有りますが、硬いと冷たく感じてしまうので、エアコンの設定温度を上げておかないといけないので、光熱費を気にしないくらい財力がないご家族にはお勧めできませんね」位は言ってもバチは当たりません。
だって、それが本当の事だからですね。
では、同じ木材なのに何故に硬い床は冷たいのか?
それは、熱伝導率の違いになります。
簡単に言えば、柔らかいものが熱伝導率が低くて、硬いものは熱伝導率が高い。
床の温度が20度だった時で、足の温度が35度だとして、温度差は15度になる。
熱伝導率が高い場合は急激に足の温度が床に奪われるって思って貰えば良いでしょう。
その、急激って言うのがミソでして、急激に温度を奪われると人は「冷たい」って感じるんですね。
例えば、0度の布を肌に当てると「ヒャッ」とする位ですが、0度の鉄を肌に当てると「冷て~!」てなると思います(笑)
でも、どちらも温度は同じ温度ですよね。
つまり、鉄は硬い訳でして硬いものは熱伝導率が高い為に、急激な温度の流出が起きて異常に冷たく感じる訳でございます。
それが、住宅でも起きると言う事ですね。
それだけ分かっているだけで、下手な営業マンよりはその辺の知識は上になりますので、覚えていてもらえたら、失敗を防げる可能性が有ると思います。
ちなみに、もみの木の家が何故暖かいのか?は分かりますよね!
そうです!もみの木は針葉樹で柔らかいからですね。
以上です。
山田 雄一
もみの木ハウス新潟では、夏暑く冬寒いという、新潟県の地域特性に合ったお住まいを提案しています。もみの木を内装材として使用した、健康で快適で安心な家族がふれあう素敵な空間をお客様に提供していきたいと考えております。