日本で建つ住宅の長期優良住宅の比率は、全国比率で大体20パーセントくらいだそうです。
5軒に1軒は長期優良住宅という事になるのですが、意外と少ないんだなと個人的には思います。
それで問題なのは、その20パーセントの中の99%がハウスメーカーが作っていて、地場工務店や地域ビルダーが建てる長期優良住宅の比率は残りの1%だそうです(汗)
これが、何を意味するのか?
はっきり言うと地域の工務店やビルダーが「長期優良住宅がなぜ必要なのか?」を理解していない。
と言う事なんだと思います。
長期優良住宅がなぜ必要なのか?を言うと、良質な住環境を作り長く資産となる住宅を供給する事によって、建てた後メンテナンスやランニングコストにかける費用を抑える事が出来るので、結果的に住んだ家族が豊かに安心した生活が出来る。と言う理由が有る訳です。
ただ、長期優良住宅にするには一定以上の基準を総合的にクリアをしないといけませんので、初期費用としては一般の住宅よりは高くなる。
消費者は、安く家を建てたいと思い、住宅会社は「お客が安い家を欲しがっている」と思っている。
ですので、住宅会社が長期優良住宅の意味を分かっていたとしても、お客さんにそう言われてしまったら、そのお客さんを逃がしたくないので、言われた通り安い家を作る傾向にありますね(汗)
やはり、自分としては少なくとも長期優良住宅がこれからの住宅の基準であるべきであると思っていますので、もみの木ハウスも地域の工務店に位置をしていますが、長期優良住宅以外は作らないと考えています。
出来れば、地場の工務店やビルダーも長期優良住宅に取り組むべきだと考えていて、大手のハウスメーカーが作る長期優良住宅は確かに一定の基準を満たしているので安心なんだけれども、膨大な宣伝広告費や膨大な人件費のおかげで一般庶民には手が届かない金額になっていると言わざるを得ない状態です。
それでは、自分達のような一般庶民には良質な、資産価値の高い住宅を所有する事が出来ないわけで、同時に地場工務店がこの時代を生き残るには、良質な住宅を適正価格で作る事にシフトをしていかないといけないんだと個人的には思います。
どう考えるかは、消費者であり地場工務店の経営者であると思いますが、自分としてはお客さんを考えて物作りをしたいと考えていますので、最低でも長期優良住宅の基準は必須なんだと考えています。
山田 雄一
もみの木ハウス新潟では、夏暑く冬寒いという、新潟県の地域特性に合ったお住まいを提案しています。もみの木を内装材として使用した、健康で快適で安心な家族がふれあう素敵な空間をお客様に提供していきたいと考えております。