もみの木の正しい使い方はコレ
うちの場合、内装材をお客さんに選んでもらう事はありません。
そこは、自分の責任で自分にお任せをしていただいております。
そもそも自分達の場合、内装材はオガファーザーかもみの木になるので、選ぶも何もない訳ですね。
さて、もみの木をどこにどれくらい使うかは、設計の時点で既に決めています。
空気が淀やすい所や、湿気が多い所はプランを書いていると大体わかるもので、そう言う部分にはもみの木を多めに使うようにしています。
うちの場合、もみの木の1軒の使用量は大体床面積の250パーセントになります。
床は全てもみの木になりますので100%になりますので、そのほかに床面積の1.5倍のもみの木を平均使っています。
では、どういった所にもみの木を多く使うのか?ですが、まずは湿度が高い所ですね!
例えば、洗面所や脱衣室やお着替えクローゼットですね。
もみの木が、必要以上に発生した水分を一時的に保管してくれますので、ジメジメ感を抑えてくれますね!
次は、匂いが出るところですね。
例えば、シューズクロークや下駄箱、トイレやキッチンと言った生活臭が発生するのを、もみの木の消臭効果を狙って使っています。
ですので、もみの木の家は生活臭がしない!
普通の家の場合は、消臭剤や芳香剤でごまかす必要がありますが、もみの木の家の場合は必要ありませんね。
あとは、空気の流れが悪くなるであろう場所ですね。
例えば、クローゼットや物入れですね。
基本的には、窓を開け締めしない事を前提に考えていますので、塞がれた空間は空気が淀むし暖房もその部分は行き届きません。
ですので、どうしても温度差が出てしまいそこで結露が起きる!
そうなると、衣類にカビが出たり虫が出たりする!
つまり、空気環境が劣悪になると言う事になります。
ですので、そこにももみの木の調湿効果と空気の清浄を狙い多めに使います。
つまり、もみの木は柾目で見た目がいいのですが、見た目のためにもみの木を使う事は自分の中では優先度は低いです。
それよりも、大切な事は有ると思っているんですね。
ですので、自分がもみの木を多く使う場所は、もみの木の消臭効果、調湿効果、空気の清浄の効果を使う為とご理解いただけたらと思います。
その方が、住んでいて楽だし、快適だし、清潔ですね。
デザイン性や家の印象と言うのも大切には考えていますが、それよりも大切なのはそこに住む人が健康で快適で安心できて家も長持ちする事の方が、遥かに大事です。
だから、意味のない所に意味のない事はしない事にしています。
もみの木も無限に生産できるわけではなくて、年間の生産量が決まっていますので無駄にはできませんからね。