同じもみの木でも乾燥方法で変わります
もみの木の内装材には、「調湿効果、消臭効果、空気の清浄効果」等の効果効能があります。
自分達は、そのもみの木の性能を遺憾なく発揮できるように設計し、施工をしています。
だから、自分達の作る家はもみの木の内装材が無いと作れない事になります。
もみの木ってそんなに珍しい木ではなく、日本には結構あるし、もちろん新潟にもある。
長野県の諏訪という地域の「御柱祭」という祭りがありますが、そこで使われる木はもみの木になりますし、神社で書く絵馬ももみの木です。
建設用木材にも、もみの木の床材はあります。
有りますが、そのもみの木には「調湿効果、消臭効果、空気の清浄効果」は無い(汗)
何故か?
それは、その木材が天然乾燥ではなくて機械乾燥だからです。
さらに言えば、表面に塗装を施しているものもあるので、そう言った木材をうちが使っているもみの木と勘違いをして使われると、悲劇がおきます(汗)
機械乾燥ですので、自分達が言っているもみの木の効果効能は、その木材には無いからですね。
ちなみに、木は山から切ってきたままでは使えません。
木を木材として使うには、中に入っている水分を抜く必要があるんですが、機械で熱をかけて強制的に水分を抜く事を機械乾燥と言いまして、木材は熱をかけると細胞が崩れます。
崩れるから、水分が出やすくなるので短時間で木を木材に変えられるという事で、住宅業界で出回っている「乾燥材」の99パーセント以上は機械乾燥になるんですね。
ただ、木材は熱をかけると細胞が崩れ、中の油分まで抜けてしまいす。
細胞が崩れているので、調湿効果はなくなるし、油分が無いので消臭効果や空気の清浄効果はなくなると言う事になりますね。
油分が無いから、塗装を施す必要も出てくる訳でございます。
さて、自分達が使っているもみの木は、マルサ工業のフォレストバンクのもみの木になります。
フォレストバンク制のもみの木は樹齢250年の天然乾燥の柾目材の木材になります。
天然乾燥と柾目材だから調湿効果があり、油分が豊富に残っているから消臭効果や空気の清浄効果がある。
ついでに言えば250年以上の樹齢の木は、神社の御神木級の大きさの木になるから、不思議な力があるのも納得です(笑)
だから、効果のあるもみの木を使いたいのであれば、建設会社に聞いてみたら良いでしょう「そのもみの木は、マルサ工業フォレストバンクの物ですか?」ってですね。
そこで判断はできると思います。
マルサ工業フォレストバンク製で無い場合、このブログに書いてあるような効果は無いと思って頂けたらと思います。
ちなみに新潟でフォレストバンク製の物は、今のところもみの木ハウス新潟だけしか取り扱いがありません。
樹齢250年以上の天然木を天然乾燥している訳ですから、大量生産ができませんから誰でも彼でも手に入れられる訳では無いと言う商品になりますね。
新潟で「もみの木も使えますよ」という会社も多々ありますが、効果のないもみの木になります。
それを理解して使用しているのであれば、全然問題ないと思います。
ただ、勘違いだけはして欲しくないなと思います。
買う方も造る方もですね。
もみの木だから、なんでも同じではないという事を理解してもらえたらと思います。