家を資産にすると言う考え方vol.5
家を資産にすると言う話を書いておりまして、これが5話目になります。
3話目から、内装材の話しをしておりました。
前話は、家の中の湿度コントロールが必要である事や空気を汚さない内装材が、家を資産にするのならば絶対必要だよ!って話でした。
今回は、自分達が使っている内装材の話を書いていこうと思います。
自分達が使う内装材は、もみの木とオガファーザーになります。
よく「無垢材は湿気を吸ったり吐いたりする」と聞いた事がある人は多いと思いますが、これは半分正解で半分間違いになります。
正確には「天然乾燥の柾目材は効果のある調湿する」が正解になります。
覚えてもらう必要はないですが、ちなみに木材は切り出し方によって呼び名が変わります。
呼び方は2種類で板目材と柾目材ですね。
乾燥方法も大きく分けると2種類で天然乾燥と人工乾燥(機械乾燥)に分かれています。
どちらが良いとか悪いとかの話ではなくて、適材適所なんだと思います。
話がそれましたが、自分達が使っているもみの木の内装材は、天然乾燥の柾目それも針葉樹の内装材になります。
天然乾燥の柾目の木材は過度な湿気を吸い込み乾燥時にはそれを放出する機能が備わっている!
この機能を「調湿」と言いますが、柾目材は調湿の速度が速い!
板目と柾目の大きな違いは、この湿気を吸ったり吐いたりする速さになります。
速度が遅いと、湿気は温度の低く空気の澱む場所に行く訳です。
そうすると、そこに結露をよびカビが発生する事になる(汗)
ゆえに板目の木材を内装材に使う場合は調湿とかを期待してもしょうがない。
自分は機能を持たせたいからやらないですが「見た目が好きだから使う」はアリですね。
もみの木ハウスの家づくりは、見た目がどうこうと言うよりも、もみの木の調湿効果や消臭効果、空気の清浄機能を活かせる様に間取りや住宅性能を決めています。
現時点で自分の考えが及ぶ範囲での話ですが、住む人が永く快適に住んでもらえる仕様に仕立てております。
つまり、もみの木ハウスの家作りは自分が考える「資産になる家」に最も近い家だと思っております。
長くなって来ましたので、ここで家を資産にするための家の作り方の結論を総合的にまとめていきたいと思います。
まず構造が弱い家は論外です。
断熱性能が低い家や時間と共に大きく断熱性能が低下する家も資産価値は低い!
室内の空気を汚す内装材は家族が病気になったりします。
カビが発生する家も誰も欲しがりません。
これらの問題をクリアする事は、簡単なことではないですが、無理なことではないと自分は思っています。
どうせ作るなら、資産になる家造りを皆さんには目指してほしいと自分は思います。
それが、建てた後にお金がかからない事につながりますし、もっと言えば将来の子供たちが豊かに暮らせる社会につながるからですね。
と言う事で、長い話になってしまいましたが、これから家づくりを考える人に少しでも参考になれたら嬉しいです。
最後までお付き合いして頂きまして、ありがとうございました。
おしまい