もみの木の効果を効率よく使うには経験が必要です
もみの木ハウスの内装材は、もみの木とオガファーザーになります。
もみの木は、大体家の床面積の200%くらいを家一棟に使っておりまして、そうするともみの木の調湿性能や消臭効果や空気の清浄機能を効果的に活かせる事になる。
とは言え、平均で200%になっているんですが、場所によって抑揚をつけております。
洗面所やトイレやキッチンなんかの匂いや水蒸気が出やすい場所には、300%を越える量を使ったり廊下なんかは人が留まる場所では無いですし、空気を汚す物も無いので100%
くらいだったりしますが、これはお客さんに「どこにもみの木を貼りますか?」と聞いてやっているわけでは無いです。
自分の経験上必要だと思われる場所に、必要だと思う量のもみの木使っておりまして、ここはお客さんには判断が出来るとは思っておりませんから、自分に任せてもらっています。
ちなみに、もみの木の内装材はしっかり手間暇をかけて自然乾燥させて、その材料を丁寧に加工して作っている内装材ですので、大量生産が出来ないのが弱点とも言える素材になります。
ですから、1年間に生産できる量というのも決まっています。
新築で言えば約200棟分の生産量でして、自分の所に回ってくるもみの木の量まほぼ決まっています。
だから、一棟に大量に使えば他の物件の量を減らさなくてはダメになる訳でして、そんな事はできない訳です。
だから、お客さんに「お金をいっぱい払うからいっぱい貼ってください」と言われても「それは無理です」ってお話になります。
もみの木は、白木で柾目で無節ですから見た目が非常に綺麗ですから、目につく場所に貼ってあると綺麗なんですが、自分としては見た目も大事ですが「機能」の方が大事だと思っております。
それは自分がよく言う「家は道具」だからです。
もみの木の家は、機能性が高く住む人を幸せにする道具です。
それをなるべく多くの人に提供するのが自分の仕事になります。
ですから、どこにどれだけもみの木を使うかの判断は、自分に任せて頂いていると言うお話でした。
おしまい