施工は知識と技術
どれだけ良い設計をしてもそれを図面通りに
造れなければ悲惨な事になる。
設計時に家の性能を決めてから間取りを考える
事になりますが、施工が悪く設計通りの性能が
出せない場合、思い描いた生活が出来ない事になります。
よくあるのが「吹き抜けが寒い」とかですね(汗)
営業さんが「うちは断熱性能が高いので吹き抜け
があっても寒くないですよ」なんて聞いてたのに
寒い(暑い)なんてことは良くある話です。
要するに図面には高性能な断熱性能が書かれていても
現場で作業する職人に断熱材の性能をしっかりと出せる
知識と技術が無ければ「絵に描いた餅」ってやつです。
他社のブログなんかを見てると「え!こんな写真のせていいの?」
ってのを見つけます。断熱材の入れ方が素人並みの入れ方だったり
外部の雨仕舞が雨が漏るような施工をしているのだったりです(驚)
職人も人間です、間違える事もあるのは仕方がない事ですが、
問題はそれを指摘する現場監督の知識がないって事。
「断熱材完了」みたいなコメントが書いてあったので
それで完了なんでしょう(汗)
石膏ボードを貼れば見えませんからね。
違和感が発生するのはお客様が住んでからになる(汗)
現場監督に必要なのは経験ではなく知識でしょう。(経験も必要です)
全ての工事には意味がある、その意味が分かってないと
現場は大変な事になりますが、分かってない会社が相当多いです。
特に分かってない人が多いと思うのは、壁や屋根の通気ですね。
ここがちゃんとしてないと、屋根や外壁がすぐ痛む事になる。
メンテナンスしても数年後にすぐ痛むのでメンテナンス費が
莫大な事になるのは、その企業の「作戦なのか?」と思わざるを得ない(爆)
大体ローコスト系のメーカーに多いですからね、
知識が無いのか企業の作戦かはわかりませんが、
そんな施工の住宅は数年後にローコスト住宅ではなくなるのは確実ですね(汗)
お客さんはたまったもんじゃないですが、
買ったのはその人ですので責任はありますね。
安いのには理由が有る事を数年後に思い知る事になります。
1つ言えるのは、家の場合安くて良い物なんて絶対に無いってこと。
逆に高くても悪い物はいっぱいありますけどね、、、、(汗)
施工レベルは積み重ねでしか向上していきません。
今日出来ないのが明日できるようになるとはかぎりませんからね。
技術ってそういうものです。
木の調湿実験をしました。
詳しくはこちら➡モミの木調湿実験