家は道具だと認識してください
家のプランをどう決めているのか?
自分の場合は「住む人に合わせて作る」が基本になります。
ここで間違って欲しくないのが「住む人の言う通りに作る」とは違うって事です。
お客さんは家造りの素人になります。
いくら、良い家が欲しいと勉強したとしても、自分達家族にはどんな家が合っているか?を上手にマネジメントは出来ない訳です。
短期間の勉強でそれが出来る人がいるならば、迷わず建築会社に就職した方が良いでしょう。
そんなに、簡単な事ではないからですね。
類い稀な才能があるって事ですので、大成功できるはずです!
さて、こんな話をすると「自分達の要望は聞いてくれないのか?」と思うお客さんもいると思いますが、要望を聞かないって話じゃないんですね。
要望も聞くし、お客さんの身体的特徴や行動パターンに得意な事や苦手な事を聞いて行きます。
それを聞いた上で「新しい家ではどんな暮らしがしたいか?」を一緒に導き出して行き、それに合ったプランを作るって事です。
例えば「掃除が嫌いなんだよね」って人が「リビングは20畳欲しい」は矛盾していることになるのは分かりますかね?
そのパターンで行くと「リビング20畳は掃除大変ですよ」って話すと「新しい家になったら掃除も頑張れる」って話になります(笑)
ここで凄く大事なポイントがあります。
それは「人は簡単には変われない」って事です(汗)
新しい家に住んだくらいで、嫌いな掃除が好きになる訳が無い!
住んで数ヶ月くらいは頑張れると思いますが、そのうち嫌になるでしょう。
そして、それはそのうち「家造りを失敗した」になる訳でございます。
そもそもの話をすると、家は道具になります。
値段が高価過ぎるので「道具」として中々認識出来ないかもしれませんが、家は道具として認識しておいた方が良いでしょう。
「家族が健康で安心できて幸せになる」ための道具です。
だから、頑張らないと住めない家に住むって事は日々のストレスを増大させる事になり、きっと幸せにはなれないと自分は考えています。
ですので、自分が目指すプランニングのゴールとは「家族に合った楽に暮らせる家」になります。
見た目が良いとか悪いとかなんて、二の次三の次でございます。
大体3回目の家造りで「家は道具」と認識した上で家づくりが出来るようになるようです。
だから、「家は3回作らないと理想の家は出来ない」になると思います。
自分のお客さんは、ほとんどが初めて家造りする人がになります。
今の時代3回も家を作ってる経済的余裕はありません。
たとえ、3回作れる経済的余裕がある人でも、そのお金は家以外に使ったほうが人生豊かになるでしょう。
ですから、家造りは1回で終わらせた方が良いに決まってます。
家をどう考えるかで、できる家も変わってきます。
自分は、家は道具と考えた方が良いと考えていますって話でした。
おしまい