自分の場合、車を買いに行って「ブレーキをこれにして下さい」とか「エアバッグをこのメーカーにして下さい」みたいに、選んだ事はありません。
選ぶのは、車の色とカーナビくらいでしょうか?
後は、車屋さんにお任せで今まで車を買っています。
それは、車メーカーがその車に対して必要な部品を、実証をしながら選んでくれているからですね。
「この車の重量に必要なブレーキはコレじゃないとダメだ」と言う安全基準の中でブレーキを選んでいるわけで、素人の自分が口を出す事自体、危険な行為なんだと理解をしています。
住宅も一緒です!
いつの頃からか「お客さんの家なんだから、全てお客さんが選んで当然」的なことになって来ていますが、少し違うような気が自分はしています。
自分達は、住宅のプロです。
プロがプロの判断をして、安全で快適で経済的な物をお客さんに提供をしたいと考える中で、素人の意見があまりにも入りすぎると、安全で快適で経済的な物を提供できない様な気がします。
更に言えば、地域や、敷地形状や、住まう人の生活スタイルによって、外観から内装材からプランまでを変えて作ります。
それは、設計士の仕事であって住む人の仕事ではない様な気がします。
ですが、経験の浅い設計士であればあるほど、素人のお客さんに聞いて作ります。
「リビングは何畳くらいが必要ですか?」とか「外壁はどうしましょうか?」なんて事になる(汗)
それが、会社の方針と言われればそうなのかもしれませんが、そうなってくると、お客さんの建築の知識、センス以上の物は作れないと言う事になる。
つまり、お客さんが熱意を持って建築の事を本気で勉強して、やっと普通の家ができると言う事です。
それは、そうですよね自分達は常日頃建築に携わって、色んな最新情報や先人の知恵を学んでいます。
それでも足らないかもしれないのに、ちょっと素人が勉強したところで、自分達の知識や経験に追いつく前に住宅ローンが組めない年齢になるでしょう(笑)
自分達はプロです。
必要なのは、そこに住む人の事を考えて高い意識を持って家造りをする事だと思っています。
だから、自分達が建てる家の部品は全てにおいて理由があって選んでいるし、間取りも意味のある間取り以外はつくっていません。
だからこそ、お客さんにも無理なものは無理と言える環境を作る事も仕事なんだと自分は思います。
それはお客さんの為になる為にですね。
世の中は、全てその意識で成り立っているべきです。
素人に選ばせるという事は「その後がどうなろうと関係ない」と言っている様なもんだと思います。
家作りができる自分達は、自分達の仕事で住まう家族を幸せにもでき、不幸にもできる力があるんだと思います。
だからこそ、お客さんを幸せに導く様に仕事をして行きたいと自分は思っています。
山田 雄一
もみの木ハウス新潟では、夏暑く冬寒いという、新潟県の地域特性に合ったお住まいを提案しています。もみの木を内装材として使用した、健康で快適で安心な家族がふれあう素敵な空間をお客様に提供していきたいと考えております。