打ち合わせが無くても家はできるのか?
「家造りは打ち合わせが大変」と感じている人は少なくないと思います。
家を建てた先輩たちが、口々に「大変だった」と言うからですね。
では「打ち合わせを沢山しないと家は立たないのか?」と言う話になりますが、一般的な住宅会社であればそうなります(汗)
「お客さんの要望通りに作ります」ってのが売りになりますから、打ち合わせは細部にわたるからですね。
自分にしたら考えられない事ですが、お客さんが言うなら構造や断熱性能も変更可能になる!
そんな会社で建てると、家が建つまで毎週末打ち合わせになるでしょう。
まあ、打ち合わせと言う名の責任の転換作業なんですけどね(汗)
「お客さんが選んだから責任もお客さん」と言うやつです。
とは言え、それが良いと言う人もいますからダメという話ではないです。
さて、もみの木ハウスで家を建てると週末はゆっくり休んで頂けます(笑)
プランが決まったら、決めてもらうのは水廻りの色くらいです。
他は、全て自分が決めていきます。
決めていくと言いましても、断熱材や構造は計算をしていますから計算通りにやるだけですし、サッシも毎回同じものを使ってるし、外壁も屋根もいつもと同じですし、内装材はもみの木とオガファーザーですので、ほとんど決める事もない訳ですが(笑)
毎回考えるのは、コンセントの位置や、スイッチの位置、棚の配置ぐらいでしょうか?
自分の場合は、毎回違う住宅を作っている訳ではなくて、毎回もみの木の家しか作らない会社になっていますから、選んでもらうのがないんです。
ですから、打ち合わせなんてない訳です。
打ち合わせがない結果、予算オーバーもあり得ない訳です。
打ち合わせをすると予算オーバーは必須になる。
住宅会社の場合、打ち合わせを沢山して追加追加で住宅費用を引き上げていく事で、会社の利益率を確保していく作戦もありますが、うちの場合は逆で打ち合わせを減らして会社の利益を確保しています。
もみの木の家の場合、家にお金がかかっていますので営業マンをやとったり打ち合わせ経費が嵩むと会社がギリギリの経営になってしまう(笑)
それは、自分も困る訳でございます(爆)
そもそも、自分たちが「新しい家でお客様にどういった生活をして欲しいか?」と言うのは決めていて、その生活をしたい人以外はうちには来ませんので、最初にお客さんの状況を理解してキッチリ方向性を決めてそれに向かってブレずに家作りをしていくのが自分達のやり方になります。
そうすれば、打ち合わせは少なくなるのでお客さんも楽で良いし、自分達も経費削減になり高品質な住宅を作り続ける事が可能になるって事だと思います。