何をしないか?パート3
もみの木ハウスは「何をしないか?」と言うのを決めていて、それに沿って家造りは進めています。
今回が3つ目で最後のやらない事になります。
3つ目のやらない事は「複雑なデザインの家は作らない」です。
住宅造りを考えた時「どんなデザインの家にしようかな~」て皆さん思うと思います。
どうせ建てるなら、オシャレな家にしたいって思います。
それが正常だと思います。
でも、住宅はデザインの前に考えないと行けない事がある。
それが「お金」の事と「生活」の事です。
住宅は、飾り物ではなくて「道具」と考えた方が良い。
要するに、使いやすくて、壊れなくて、メンテナンスにお金がかからない事が大事なんだと自分は思っています。
そこを満たした後に、余裕があればデザインと言う優先順位をつけて家作りをしています。
自分の家作りとしては、デザインが優先順位の中で1番下です。
デザインの良い家が欲しい人は、ここで読むのをやめて良いでしょう(汗)
自分はデザインは普通で良いと考えている人だからですね。
自分の場合、デザインは機能美が1番美しいと考えていて、装飾を施したデザインをあまり好まない傾向にあります。
そもそも、住宅のデザインは建物だけではなくて、外構計画も含めて雰囲気を作るべきだと考えています。
だから、建物だけ複雑に凝って作ったとしても格好のよい建築にはなりません。
ですので、住宅自体はシンプルに外構で飾ると言う事をやっています。
住宅は長く住む物です、メンテナンスになるべくお金がかからないようにする事は、自分達の責務と考えておりますから、作る家はシンプルになります。
更に言うと、間取りの凹凸を少なくする事によって、施工費のコストダウンできる上に断熱性能も上がるし更に外壁リフォームの時の費用も抑えられる訳です。
家は建てて終わりじゃない!建ててからがスタートな訳です。
そして、自分のお客さんは家にばかり無駄にお金をかけて行けるお客さんばかりじゃない訳です。
だから、建ててからお金がかからない家を作って行く事が正義だと自分は思っています。
だから「複雑なデザインの家は作らない」と言う事になっています。
今回で「何をやらないか?」と言う題材のブログはおしまいになります。
今回の3つのやらない事を総合的に言うと「お客さんを幸せにする」と言うゴールが自分達にはあり、それにはお客さんに、精神的にも健康的にも経済的にも健全でいてもらう必要が有ります。
住宅だけで全てを叶える事は出来ないのかもしれませんが、自分達のできる事は全てやろう決めています。
ですので、家なら何でも良いって訳ではないと考えます。
全ての人に理解して貰えるとは思っていません。
理解して貰える人だけに、自分達は自分達が理想に思う住宅を提供して行けたらと思っています。
終わり。