お客さんの要望は本当に聞かないのか?
もみの木ハウスはお客さんの要望を聞きません!と言っております。
正式に言うと要望は聞きますが、それが本当にお客さんの為になるのかどうかを自分が判断をします。
「偉そうに、お前が判断するんか?」って話になると思うんですが、自分が判断するのは「今」だけを考えて判断するんじゃなくて「30年先の未来」も想定して判断をする!
どうしても、お客さんは「今」にフォーカスが行き過ぎる傾向にありまして「未来」の事までは想像ができない事の方が多いです。
当たり前ですね!
初めて家造りをする人がほとんどですから、先の事なんて考えられる訳がない。
だからこそ、自分達の存在意義があるんだと思っています。
とは言え、お客さんの言う通りになんでも聞いて家造りする方が自分達も楽だし、受注も取りやすいのだと思うんですが、自分はやらない。
それは「将来お客さんの為にならないから」が理由になります。
例えば、新しい家を作るってなると、どうしても要望が盛りだくさんになり、家が大きくなる傾向にある!
でも、将来は夫婦2人きりの生活になる事を考えておいた方が良いでしょ!
そこもしっかり考えて家造りをした方が良いと自分は考えます。
「大きい家が欲しい人には大きい家を作ってやれよ」って話なんですが、大概家造りには予算が存在しております。
家は大きくしたいけど「予算はそのまま」と言うパターンがほとんどになります!
そうなると、何を落とすかと言うと住宅の質を落とします(汗)
もちろんお客さんには「性能を落とします」とは言いませんが、断熱材の性能を落とし、木材の質を落とし、内装の質も落とし、屋根や外壁も落とせるだけ落とした上に、工賃を削る訳です(汗)
それで、快適で安全で長持ちする家が建てれると考える方がおかしいと思います。
自分は、それだけはやりたくない訳ですし、そんな家に住んで将来苦労するのは要望通り作ってもらったお客さんになります。
つまり「もみの木ハウスはお客さんの要望は聞かない」=「将来を見越して無駄を省き性能の良い家を適正な価格でしっかり作る」と言っておりますって話でございました。
おしまい