日本の住宅寿命は30年?
日本の家造りの考え方は、基本的に戦後の復興の為の住宅政策の流れを汲んでおります。
つまり「応急簡易住宅」が背骨になっており、そこに肉付けをしているのが日本の住宅なんですね。
どれだけ、豪華に見せても芯は「簡易住宅」の路線なんでございます。
要するに「カップラーメンの全部乗せ」って感じです。
さて、日本の住宅の平均寿命は30年前後と言われております(汗)
ちなみに、アメリカは50年前後でイギリスは80年前後が住宅の平均寿命らしいです。
それでいて、価格は平均寿命割をすると日本が圧倒的に高いそうなんですね!
家造りを生業としている自分としては、なんとも言えない感覚を覚えております(汗)
日本の住宅の平均寿命を大幅に落としているのは、施工性の高いビニール製品や合板を多く使っているからと言う話もあります!
実際には、地震や高温多湿と言う悪条件が揃っているのもあると思います!
でも、自分としては「確かに、、、」と思う節はあります。
自分が行った海外の建物には、ほとんど使われていなかったですからね!
そして、値段を上げているのは、芸能人や有名人を使った住宅メーカーのコマーシャルや家の品質には全く貢献しない営業マンの給与や展示場、好立地な会社事務所の経費なんかも建物に乗っかっていると言う事なんだと思います。
この二大要素が日本の家の質を落とし、値段を上げていると自分でも思います。
ですので、そろそろ皆さん気付かれた方が良いのでは無いかと思います。
コマーシャルをしているから安心なんて事はどうやら無いですし、営業マンが良くても家の品質には1ミリも貢献していない!展示場や立派な社屋なんかも同様だと言う事にですね(汗)
こんな事を書くと、嫌な気分になる人もいると思いますし、同業者からめちゃくちゃ叩かれたりしますが本当のことなので、書くべきかなと思って書きました(汗)
さて、そう言う自分の会社はどうなのか?ですが、お客さんから預かったお金は極力お客さんの家に使う様に会社の仕組みを作っておりまして、先ずは営業マンを自分の会社には置かない様にしております。
そして、過度な広告はしないと決めており、自分達で出来る範囲でやっていく事にしております。
もちろん、立派な展示場なんて無いし社屋も築45年の賃貸でございます(汗)
ですので、同じ金額の建物であればほぼ確実に建物にお金が使われていると考えてもらって良いと思います。
そうじゃ無ければ、付加価値の高い長期優良住宅のもみの木の家は今の金額では到底作れない訳です!
おまけに言えば、自分達が作る家は住宅寿命100年を目指して作っておりまして、計算上それは可能な目標になっている事がわかっています。
自分達はそれを分かってくれる人達に、自分達の作るもみの木の家を届けられる様に頑張って行きたいと思っている訳ですね。
どう考えるかは、購入される人の判断になりますが、そろそろ皆さん気が付かれてきているのを肌で感じております。
と言う話でした。
おしまい