「生活が楽になる」ルールを作る事
自分の家作りで絶対に取り入れておきたい考え方の話をしておりまして、これが2話目になります。
今回は「生活が楽になる事」について書いて行きたいと思います。
よく「家事が楽になる家作り」みたいなキャッチコピーの家があります。
自分達の作る家は、その考え方にやや近い感じなんですが、もみの木ハウスの家作りは根本的に方向性が少し違っています。
それでは手始めに「家事は親がやる事」と言う根底を少し崩していこうと思います。
例えば、子供は部屋を散らかして、それを親が片付けるみたいな対立構造が出来ている家庭は意外と多いと思います(汗)
それは、子供のせいでも親の育て方が悪い訳でもないと自分は思っていまして、何がそうさせているのか?と考えてみると意外とシンプルでして「家のお片付けルールが出来ていないから」が1番大きい理由になります。
とは言え「うちの子供は片付けが苦手なんですよ」と言われるんですが、家ではそうかも知れないけど学校や保育園ではどうですか?って話です。
学校や保育園の玄関で、子供達の靴が脱ぎっぱなしになっている玄関はありませんし、ランドセルが教室の隅っこで山積みになっている教室もない!
つまり、学校や保育園では自分の靴やランドセルを自分のロッカーや机に収納すると言うルールが出来ていて、ルーティン化されている訳です。
それを家の中でも作る必要がある訳です。
それが出来ていないと、どれだけ家事が楽な間取りでも家族の協力体制が構築できていないので、家の中は散らかってしまいますし、それはそれは精神安定上よろしくない事になる。
もちろん、家事を楽にする間取りは確実に必要になります。
だって、現代の世の中は親も子供もかなり忙しいからです。
だからこそ、家族で協力して家の事をしないと、お母さんだけ異常に忙しい事が起こってしまう(汗)
極端に言えば「協力までしなくても邪魔しないでね」って話です。
それだけでも、気持ちは少し楽になるはずですよね。
もっと言えば、例えばもみの木ハウスの家には脱衣室に洗濯機がおいてあり、そこには洗濯物干しもある!
そして、もれなくお着替えクローゼットが併設されております。
つまり、脱衣室で洗濯をしてその場で洗濯物を干し、乾いた洋服をお着替えクローゼットの各家族のロッカーに片付けをするだけで、洗濯、洗濯物干し、衣類の収納が完了する設計になっております。
しかも、洗濯をハンガーにかけて干しておけば、乾いたらそのハンガーをそのままロッカーのパイプにかけて終了ですたたむ必要はない。
これって、単純作業かつ生産性も高い事になります。
つまり「ママ(プロ)がやっても子供(アマ)がやっても同じ結果が出せる」という事ですから、小学生低学年のお子さんでもお手伝いできそうですよね!
お子さんがやった仕事がママと同じクオリティで出来れば、当然ママはめちゃくちゃ褒めてくれる!
それによって、お子さんは自分達が思っている以上に自己肯定できるし成功体験にもなる!
つまり、子供を褒めて育てる事は子供の真っ直ぐな成長に直結するんです。
こういった仕組みを各スペースに盛り込んで「おうちルール」を作りやすい仕組みを作っています。
しかも、それはママ、パパ(プロ)が使いやすいだけではなくて、お子さん(アマチュア)がプロ並みに使える事が重要なんだと考えているんですね。
自分達の作る家の「生活が楽になる」は楽(らく)ではなく楽(たのしい)にしたいと考えていて、それが家族の幸せに繋がる家作りだと考えているんですね。
次回は、「住んでいて安心快適である事」について書いていこうと思います。
かなり重要な事を書いて行こうと思いますので、興味があればまた見に来てもらえると嬉しいです。
つづく