住宅新築時に24時間換気を設置するのは法律で義務付けられています。
最近の住宅は機密性が上がっている為、窓を閉めていると空気の循環ができない状態になる。
それによって、シックハウス症候群が引き起こされる可能性がある為、2時間に1回家の空気を入れ替えられる計算をして、換気システムを配置しています。
さて、換気システムには「1種換気」「2種換気」「3種換気」「4種換気」の性質の違う4種類の換気方法があり住宅の性質によって使い分けていると言う感じになります。
「1種換気」は機械で吸気排気をする仕組みになり吸排気による熱の損失を「熱交換」する事によって少なくする換気システムになります。
「2種換気」は吸気は機械、排気は自然にと言う仕組みであまり住宅には使われない事が多いですが、室内を正圧にする事によってチリや埃を室内に入れたくない場所に使用します。
「3種換気」は吸気は自然に排気を機械でやる仕組みで、住宅には最も使われている換気システムになります。室内を負圧にする事によって外からの空気を取り込み、それを排気する仕組みになります。
「4種換気」は吸気も排気も自然という最も原始的な換気になります。自然に入ってきた空気を屋根の熱等で自然と排気する的な事になると思います。
さて、自分達はどの換気を使っているか?
自分達は3種換気を使っています。
ここに行き着くまでには色々ありまして、その前は「1種換気」を使っていました。
「1種換気」は熱損失の少ない換気システムになり、高気密高断熱住宅を作るのには必須と言う換気システムでしたが、やめました(汗)
やめた理由は2つです。
1つは、メンテナンスが面倒だからですね!
吸気側も排気側もフィルターがあり、それを綺麗に保つのが大変だし排気ダクトはいくら汚れても問題は少ないですが、吸気ダクトが汚れたら汚れた空気を24時間室内に放出する事になります。
それが、自分達なら小まめなメンテナンスが出来ますが、素人にそれをやれと言うのは難しいと考えたからですね。
2つ目は、そもそも「もみの木の家」に強力な換気システムは要らないって事ですね。
内装材からのvocが極端に少ない訳ですから、必要なのは余分な水分を外に出す機能だけになります。
この2つの理由から、自分達は3種換気を使っています。
3種換気は寒いみたいによく言われますが、それは新潟よりも全然寒い地域で検証済みでございますので問題ありません。
簡単に言えば、寒ければ吸気を止めれば良いだけになりますからね(笑)
吸気を止めても、空気の汚れが極端に少ないですので問題はない訳です。
もみの木の家だから出来ると言う事だと思いますので、他の家では真似しない方が良いかもしれませんね?
自分達はもみの木の家専門店になります。
もみの木の内装材を最適化する仕様で家は作っています。
一般的な常識は通用しない部分があると言う事ですね。
山田 雄一
もみの木ハウス新潟では、夏暑く冬寒いという、新潟県の地域特性に合ったお住まいを提案しています。もみの木を内装材として使用した、健康で快適で安心な家族がふれあう素敵な空間をお客様に提供していきたいと考えております。