家造りで失敗しそうな数値の話
「弊社の作る家は高気密高断熱ですので、快適ですよ」と営業マンさんに聞いた事はあると思います。
確かに、机上の数値だけを見れば「高気密高断熱」なんでしょうけども、現場は本当にそうなっているのか?素人が見てもわかりません(汗)
下手すると、営業マンやベテラン以外の現場監督さんが見ても机上の数値が出ているのかどうかも分からないと思います。
つまり、高気密高断熱住宅なのかどうかは、運次第になりがちだと考えた方が良い場合もある!
そして、高気密高断熱とは諸刃の剣でして、高気密+高断熱はセットじゃないと家の中の環境は大変な事になる!
簡単に言えば、結露が発生してカビが発生します!
低機密高断熱の場合は夏場に結露が発生して断熱材やボードが湿けて行きます。
そして、大切な構造材も腐食を起こしかねない事態を招く!
もっと言えば、家の中から発生する湿気や汚れた空気を効率よく排出する為には、効率的な換気の設計が必要なんですが、気密性が悪いと換気設計通りの空気の流れになりません!
つまり、汚れた空気はいつまで経っても排出されずにそこに住んでいる人が吸い込む事になる!
そして、引き起こされるのがシックハウス症候群でございます。
最近どうやら、この事例が増えてきているそうです!
怖いですね!
では、こうならない為にはどうしたら良いか?
先ずは、建てようと思っている会社のOBさんの家を見学させてもらってください。
OBのお客さんの家を見せれない会社は危ないですね!
そこで、可能ならば換気システムを最大にしてもらい、コンセントやスイッチや水回りの床部分の空気が動いていないかを確認すると良いでしょう!
そこで空気の動きがあるようであれば、気密性は低い家が確定します。
とは言え、人の家でそこまでは出来ないですから、こっそりOBさんに「すきま風とか結露とかってあったりするんですか?」と聞いてみてください!
それでわかると思います。
営業マンはモノを売るプロです。
自分の会社が作る家を高気密高断熱だと信じておりますし、信じてなくても売れるならそう言います。
それがプロってもんです(汗)
ですから、営業マンの情報が本当かどうかは、自分で調べないとわかりません!
調べるには現場を見てもわからない!
それなら、すでに住んでいる先輩に聞いてみた方が良いでしょう。
と言う話でした。
おしまい