高気密高断熱にするなら内装材も考えないと危険です
自分の家作りで絶対に取り入れておきたい考え方の話をしておりまして、これが4話目になります。
今回は「住んでいて安心快適である事」について書いていきたいと思います。
室内環境が快適であるかどうかは、温熱環境と湿度の状態と空気環境だと自分は思っています。
まず、温熱環境を良くするには断熱性能や気密性は大切な部分になります。
断熱性能を上げると、外の温度に影響されづらくなりますし、気密性を上げると隙間風が無くなる。
どちらも、性能を上げると外の冷たい空気や暑い空気が室内に入って来づらい環境が作れるので、冷暖房の効きが良くなるし、それによって快適かつ冷暖房費が安くなりますので、体にもお財布にも優しい環境になるって事ですね。
これが、高気密高断熱のメリットになります。
ですが、メリットがあればデメリットもある訳です。
デメリットは、生活で発生する水分や内装材から発生する空気を汚す成分が家の外に出づらくなる事です。
外の空気が入ってきづらい訳ですから、当たり前の事ですね。
だから、結露が発生したりそれによってカビが発生したり、それを栄養分にする小さい虫が発生し、それを食べるダニが発生したりと言う風に、人間にはあまり良くない生態系が生まれてくる可能性がある訳です。
そして、カビの胞子や微生物の死骸を吸い込む事になります。
で、アレルギーが出てくる事になる。
そうなると、体を休める為の家が体を悪くする装置になったりします。
だからこそ、24時間換気が法律で設置義務になっているのですが、24時間換気くらいでは家の中の汚れた空気を隅から隅まで排出する事は、できません。
それが証拠に、梅雨時にフローリングがペタペタしていますよね!
床付近の湿気を換気扇で排出できるのであれば、こんな事にはならないはずでしょうからね。
それに加えて、内装材からは揮発性有機化合物が発生している!
それも、また全てを排出するのは難しい!
ですので、高気密高断熱住宅に住むのであれば、湿気を調整する機能と揮発性有機化合物を発生しない内装材を選ばないと、真の快適とは言えないと自分は思います。
だからこそ、自分達はもみの木の内装材の性能でそこを解決しています。
だから、高気密高断熱の住宅でも梅雨時に床がペタペタする事なく、年中サラサラの状態を保っていますし、お風呂あがりに濡れた足で出てきても大丈夫な家になっています。
それによって、空気環境も良好な状態を保てますので住んでいて体はかなり楽になります。
高気密高断熱で湿度環境も良く空気も綺麗な状態を保つ事は、結構難しい事になりますが、もみの木ハウスの家はそれができる!
だから「住んでいて安心快適である事」が叶えられているんだと思います。
次回は「住み続けて行く中で、なるべくお金がかからない事」を書いていきたいと思います。
つづく