この時期エアコンつけても家の湿度が下がらない家は、気密性の問題かも?
「最近の住宅は高気密高断熱の家になってきていますよ」と自分も言っていますが、言葉不足だった様です(汗)
正確な言葉で言いますと「住宅性能を意識している会社が作る住宅は、高気密高断熱な家です」が正確な表現に近いと思われます。
と言う事は、今の家づくりでも「低気密低断熱」の住宅はまだまだ沢山あるそうです!
では、この家が高気密住宅かどうかを調べる方法を教えます!
見学会かショールームに行った時にお試しいただけたらと思います(自分が言ってた事は内緒にして下さい(笑))
まず、見た目で分かる事から言いますと「引き違いの窓」が多い家は気密は低いです!
引き違いサッシの構造上横にスライドする建具がスムーズに動かせると言う事は隙間があると言う事でして、そこから沢山外の空気が室内に入ってくるからですね。
それから、体感的に分かる方法はキッチンの換気扇を強にしてもらって、玄関ドアが開くか?開かないか?を試してみてください。
気密の高い家は「相当頑張らないと開けられなくなります」
まぁまぁ気密の高い家は「重くなるけど開けられる」
気密の低い家は「少し重くなるけど、全然余裕で開けられる」
と言う事になります。
要するに、高気密住宅は外部から空気が入ってこない家の事です!
空気が入ってこないのに、換気扇で家の空気を外に出す動きになりますから、当然玄関のドアの様な外に押して開ける様なドアは開かなくなると言う事ですね!
換気扇をつけていても、玄関ドアが余裕で開く家は、誰が何と言おうと低気密になります。
では、低気密住宅は何か問題があるのか?
結論から言えば「問題しかない」だと思います。
例えば、この夏の時期でいえば室内はエアコンで冷やされています!でも外は30℃を超える気温になっている場合、30℃の湿った空気が室内に入り込み、急に空気が冷やされる事によって結露がおきます!
結露が起きて湿っているとカビが発生しますので、カビの胞子で著しく室内の空気環境を汚しますし、結露で木材を腐食させる事も予想されます!
木材が腐食したら、シロアリ被害の危険もはらむ訳でございます!
これって結構危険な事ですよね!
そして、冬には逆のパターンになりますので、隙間風で非常に寒いと言う事になるでしょう!
気密処理の問題は、すでに建っている住宅の気密性を高める事はかなり難易度が高い!そしてやろうとすると、かなりお金もかかる場合が多い!
お金をかけて、やれる事であれば良いけれども無理な所も沢山あります!
気密処理は「建てる時にしっかりやる」が1番コスパが良いです。
ですので、家を建てる前にしっかり気密が取れている家かどうかを確認したほうが良いでしょう!
と言う話でした?
おしまい