家のプランをする時に、自分なりのルールが何個かあります。
このルールは、自分が今まで失敗や成功やクレームを受けたりして、経験したり勉強した事の中から法則を見つけて、
それを次に生かす為にルール化した事になります。
一番初歩的な例を挙げると、玄関からトイレのドアが見えないとかですね。
玄関からトイレのドアが見えるという事は、トイレに入っている最中に来客が来たらトイレから出づらいという事になります。
自分みたいなオジさんなら、特に問題は無いのかもしれませんが(笑)女性や年頃の子供にとっては嫌な事ですから、気をつけています。
それに似た事ですが、玄関から洗面所のドアが見えるのもよくありません。
理由は同じですね!
玄関に来客がいる間は、洗面所から出られないと言う事になります。
特に女の子の子供がいるお家は、その辺の間取りをよく考えて作っています。
ちょっとした事ですが、そのちょっとした事で傷ついてしまったりする事もある。
だから、出来るだけそうならない様に言われずともやっておくと言うのが、自分の根本的なルールになります。
家の間取りは、敷地や予算や法令の縛りがありながら作る物ですから、全てにおいて完璧や満足なんて事はあり得ないのかもしれません。
そして、お客さんはプランを見せられても全てを理解できるのか?と言うと、意外とそうでも無いと思われます。
つまり、設計者が色んな制限をうけつつも、お客さんの要望だけではなくてその辺の配慮をしてあげる事が大事なんでは無いかと自分は思います。
その結果、お客さんの要望を全て叶える事が出来なかったとしても、言われなくても生活していてストレスになってしまうであろう事を事前に取り除いていく事は、設計者じゃないとできない事だと自分は思うからですね。
それが、ナチュラルに出来ている人はいますが、圧倒的に出来ていない人の方が多い(汗)
一般的には、お客さんの言われた事をそのまま図面にする事が求められている職種ですからね!
その先に行くには、経験が必要だしお客さんの困った事を自分事と捉えて、進化や変化をしないとその先には行けないですね。
ですから、設計だけをやっている人には、相当な努力をするか、天才じゃないと難しいでしょう。
自分は、接客、設計、現場、アフターの全てをやっていましたし、今もやれる事はやっています。
だから、経験上自分の至らなかった事に気付けたんだと思うし、そのおかげで法則的な事を見つけられて、それを自分が次設計する時にルールとして確認をしていると言う事になります。
それが出来る様になれれば、お客さんの要望以上の家造りが出来るのではないか?と自分は思っています。
言うのは簡単ですが、やるのは大変だと思われます。
山田 雄一
もみの木ハウス新潟では、夏暑く冬寒いという、新潟県の地域特性に合ったお住まいを提案しています。もみの木を内装材として使用した、健康で快適で安心な家族がふれあう素敵な空間をお客様に提供していきたいと考えております。