モミを知り1年 PART1
モミの木の家を造り始めて1年が経過しました。
自分がモミの木と実際に出会ったのは、2014年の12月25日に鹿児島のマルサ工業さん
と新建設さんに会いに行った事から始まりました。
年末&クリスマスにお邪魔する心苦しさと、モミの木を実際に見て触れられる
ワクワクした気持ちで、羽田空港から飛行機に乗った覚えがあります。
鹿児島空港に着くと、マルサ工業の佐藤社長と従業員さん、新建設の竹下社長と従業員さん
が出迎えてくれました。
早速、マルサ工業さんの工場に移動します。
工場に着くと、クリスマスの飾りを施したモミの木が出迎えてくれました。
『お~これがモミの木か~』って感じです。
それから、マルサ工業さんの事務所内にある『体感ルーム』に移動します。
体感ルームは、もちろんモミの木の内装材が使われています。
入って気づきます。『空気が軽い!』『臭いがない!』『床がざらざら!』
『節がない!』『木が綺麗だ!』色々な事が頭をよぎります。
この時点で、『モミの木は凄い!!』と一目ぼれしてしまいました。
昼食をとり、今度は工場の方を見学させてもらいます。
マルサ工業さんの工場は、整理整頓がされていて素晴らしいです。
『見習わないといけない』とも思いました(汗)
工場内はモミの木の香りが強い!
いい香りです!
佐藤社長から、モミの木の床材『フォレストキング』壁や天井材『ユングフラウ』
の説明をして頂きました。
佐藤社長は、モミの木だけでなく木を知り尽くした『木のプロ』です。
丁寧にそして分かりやすい話で、すぐに引き込まれてしまいます。
誠実な物造りの姿勢は、佐藤社長をはじめ従業委員さんの振る舞いを
見ればすぐにわかりました。
この会社の仕事に一切の手抜きは無いでしょう。
一言でいうと、『すごく良い会社です』
それから、モミの木を製材、乾燥させる工場も見させて頂きます。
工場に到着すると、モミの木の原木が並んでいます。
並んでる原木はとにかくデカい!!
神社に立っているご神木くらいの太さです。樹齢で言うと200年以上だそうです。
それを、製材して昔ながらの天日で自然乾燥させます。
物凄い手間暇がかかる作業です。
しかし、話を聞きながら自分は驚きを隠せません(汗)
一般的な住宅関係の人から言わせれば、自然乾燥は非効率で無駄な事だと思うからです。
木を乾燥させる乾燥機に入れれば、作業工程は早いですからね。
でも、モミの木の効果を維持しながら木を乾燥させる方法は、これしかないそうです。
ですので、1年間で作れる量は300棟分と聞いて簡単に納得できました。
木の事を知り尽くしていなければ、出来ない作業です。
モミの木も大事ですが、最も大事なのがモミの木を乾燥、加工する技術が大事です。
それが出来るのは、マルサ工業さんしかいないでしょう。
その日は、マルサ工業さん新建設さんが懇親会の場を開いてくれて、鹿児島の美味しい
焼酎を頂きました。
最高に楽しい時間でした。
が、あんまり自分は酔えません?
今までやってきた仕事と、これからやろうとしている仕事は同じ家を造る仕事
という事はかわらないのですが、内容が全然違う!
『今までのお客様に申し訳がない』そんな気持ちでいっぱいでした(悩)
もっと早くモミの木と出会っていれば、、、と頭の中で色々考えがめぐります。
明日は佐藤社長の自宅と、新建設の竹下社長がお引渡ししたお客様のお宅を
見させて頂く事になっています。
こうして、驚きと葛藤の一日が終わります。
明日は、さらなる驚きと大きな気持ちの変化がおきます。
つづく