新潟家造りのコツ
新潟の家造りを成功に導くには色々コツがいります。
新潟の夏は晴れが比較的多い気温も湿度も高い、冬場は晴天がほとんどなく気温的にはそれほど低くはなりませんが雪が降り風が強いので体感温度は低く感じます。
春と秋はとても過ごしやすいのは全国平均並みのような気がします。
問題は夏と冬をどう快適に過ごせるように考えるかが重要だと自分は思っています。
夏は南側と西側の日差しがガンガン入るような窓を少なくする事が良いです。
それプラス屋根の外壁からの出幅（以後軒の出）を長くして南側の日差しの侵入をコントロールすることによって室内の温度上昇はかなり抑えられます。
これはかなり効果があります。
「断熱性能を上げると夏場の室温が高温になる」とよく言われますが、それは軒の出の調整をやってない家でしょう（汗）
一般的にはカーテンやブラインドで遮れば大丈夫って建設会社から言われることがほとんどでしょうが窓ガラスに陽の光が当たる時点で室温は急上昇します。
軒の出の調整は夏場日差しが入らず、冬場は太陽高が低くなるので冬場は太陽光を室内に取り込めるのが理想ですが２階建ての家の場合2階の窓は対応できますが1階の窓は対応できません。
ですので1階の窓は小さく且つ遮熱タイプのLOW-Eガラスを入れて対応します。
1階の窓を大きくとって断熱タイプのLOW-Eガラスにしてしまうと夏場の室温上昇は凄い事になるので要注意ですね（汗）
自分の場合は１、２階とも遮熱タイプのLOW-Eガラスにしてありますけどね。
軒の出の調整と窓の選定で夏も冬もかなり快適感がUPします。
こんなの誰でも出来る事なんですが、それすらやらない会社がほとんどって事はプロじゃないって自分は思います（爆）
「軒の出はどうしましょうか？」なんて素人に聞いても答えなんてないのに聞くでしょう？
責任逃れのために（汗）
新潟っていう結構過酷な気象条件の地域での住宅を快適に作るには、ちょっとした事かもしれませんが色々コツがいるんですね。
ちょっとした事の積み重ねで出来る家が快適になるかそうじゃなくなるか決まる。
だから断熱性能の数値だけじゃ快適かどうかなんて解る訳がないって事ですね。
造る側がそこをどう考えているかが大事でしょう。
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