収納
収納は、必要な所に必要なだけが基本です。
設計時にどこに何を収納するかを想定して設計していきます。
最近多いのが、キッチンの近くに『パントリー収納』を計画するのと、
洗面所の中か近くに『おきがえクローゼット』を計画しています。
この二つが、とにかく便利です。
パントリー収納には、食品や飲料や調味料とかキッチン用品を収納していきます。
キッチンからのアクセスが良くて無駄な移動が減るので便利。
今まで冷蔵庫の脇やダイニングに置いてあった物なども全部こちらに
入れて頂くと部屋が広く使えますし管理も楽に出来るんですね。
おきがえクローゼットは家族全員分の下着、普段着、部屋着とタオル類を
収納するもので、朝の着替えや入浴後の着替えをすべてここで済ませてもらいます。
そうすると、いちいち洗濯物を各自の部屋のクローゼットに持ち込む手間が省けますし
リビングのソファーの上においてある洗濯物の山がなくなるでしょう(笑)
建てさせて頂いたお客様が、住んでみて後で高評価をいただくのがこの2つの収納です。
リビングや外観とかじゃなくて、収納が一番喜ばれる!!
これでわかるのが、住宅は見た目のカッコ良さなんかよりも大切なことが沢山ある
って事です。
パントリー収納も、おきがえクローゼットも内装にはもみの木を貼っています。
リビングや居室よりも沢山使います。
理由は、キッチンや洗面所に併設しますので、湿気と臭い対策の為です。
パントリー収納も、おきがえクローゼットも、モミの木の内装材があってこそ
出来る設計です。
天井、壁にビニールクロス、床にカラーフロアではすぐにカビて来てしまいます。
そうなると、食品や衣類にカビ菌がついてしまい悲惨です(爆)
内装によって間取りは変わります。
それがわかってる住宅関係者は少ない、残念ですがそれが事実です。
大げさではなく、家が変なわれば、生活が変わります、生活が変われば人生が変わりますよ。
住宅を構成する中で、わき役になりやすい収納ですが本当は重要な部分なんですよ。