住宅作りの失敗No. 1は?
「住宅作りの失敗」ランキング1位は広さの失敗らしいです。
要するに「リビングが広すぎた(狭すぎた)」とか「家具を置いたらすれ違えなくなった」みたいな失敗が多い様です(汗)
自分からすると「え!なんでそんな事になるの?」って感じです?
要するに、住宅会社がお客さんに間取りを決めさせているからそんな失敗があり得る訳でして、自分達プロが考えたならば、絶対にそんな事にはならないでしょう!
お客さんが何もかも決められるシステムは、住宅業界の悪しき習慣と言える。
その習慣を作ったのが、ハウスメーカーとなります!
要するに、クレーム対策ですね。
ですので、家造りに失敗した事を施主さんが失敗した事で話は進んでおるわけでして、本来は施主さんが満足してないなら住宅会社の失敗と考えるのが当たり前かと思われます!
ですが「間取り、設備、性能等全てはお客さんに決定権があり、住宅会社はそれに従うべし」故に決定を下したお客さんに全ての責任を負ってもらうと言う、恐ろしきシステムになっており、それが当たり前になっているのも怖い事の様に自分は思います!
自分達はプロです。
お客様は素人です。
どちらが、主導権を持って家造りをするべきかは考えるまでもないと思われます!
もちろんですが、お金を出すのはお客様になりますから、お客様の要望を叶えてあげる事も必要ですが、お客様の要望がお客様の一生の住まいに重要ではない事も多々ある訳でして、そこをしっかり導いてお客様が本当に満足して、長く幸せに暮らしていける住宅を建てるのが、我々の本来の仕事だと思っています。
まぁ、それが出来ていれば「広さの失敗」の様な低レベルな話にはならないのでしょうね(汗)
住宅業界も変わるべき時が来ておりまして、お客様の「ご用聞き」ではなくて、本質的な意味で、お客様を満足や長期的な幸福に導き、揺るぎない品質で住まう家族を守れる家を作り続ける事が、今後の日本住宅には必要な事だと思います。
家の失敗は取り返しがつかない事が多いですから、どうかそうならない様にしてほしいと願っているという話でした。