「なんでも選べます」は危険という話
どこの会社で家作りをするか?
それって、すごく迷う部分だと思います。
普通の住宅会社は「お客さんの要望に応えるので、どんな家でも作れます」って会社がほとんどだからですね!
だから、ユーザーは迷う!
迷ったあげく、決め手は「営業マンの人柄」か「値段」と言う事になるんだと思います。
もはや、家でないところでの判断になるから恐ろしいですね(汗)
自分達の場合は、長期優良住宅のもみの木の家しか作らないと決めています。
それ以外の注文を頂いた時は、残念ながらお断りをするしかない事になります(汗)
要するに、自分には自分なりの考えがあり、今の家作りに行き着いている訳でして、それ以外の家作りは既に通り過ぎてきています。
通り過ぎて来て、改善を重ねて今がある!
だから、改善をしながら進化して来ていますので、改善前には戻れないと言う事になります。
普通の住宅会社の場合、性能から素材までお客さんに選んでもらう事が出来ます。
逆を返せば、お客さんの選び方で良い家にもなるし、悪い家にもなる。
そして、その責任は選んだお客さんに行くわけです。
「自分が選んだのであれば良くも悪くも受け入れられる」と言う人なら良いでしょう。
けれども、これが家だからいいモノの、自動車だったら大変な事になります。
「予算がないから、普通車に軽自動車のブレーキにしてください」
「本当によろしいんですか?」
「はい!お願いします」
「それでは、分かりました」
って事になったら、かなり危険だとわかってもらえると思います。
自分も車を買いに行って、ブレーキがどうとかハンドルがどうとかなんて、決めたことがありません。
それは、車屋さんが安全基準の中で適切な部品を選んでくれているからですね。
簡単に言えば、自分達の家作りもそれと似ていると思います。
「高気密の住宅だから、内装材は化学物質の発散が少ないもみの木にしよう」みたいな感じです。
だから、考え方自体シンプルだし明確にしているつもりです。
「普通車には普通車のブレーキをつけましょう」と同じ意味合いですからね。
家作りは、人生で1回です。
それを失敗してしまったら、後戻りするのに大きなリスクがある!
そうならない為には、やはりプロに任せると言うのが失敗のリスクを大幅に減らす事なんだと自分は理解をしています。
それでも、自分で選びたいと言う事であれば建築の知識をしっかり勉強してから、家作りしてほしいと思います。
そうじゃないと、自分の大切な家族を傷つけてしまう家を作りかねないからです(汗)
理りも分からずに選ぶと危険という事ですね。