「お任せで!」って言えるかどうか!
もみの木ハウスの場合「どんな家を作りましょうか?」と言う打ち合わせはありません。
どんな家を作るとお客さんにとって良い家になるのか?は素人のお客さんに聞いても分からないからです。
ですから、お客さんの生活スタイルや身体的特徴や性格的な部分なんかを聞いていく訳です。
そこで、収集した情報を元に自分が新しい家の方向性を決めていく訳です。
そうしないと、お客さんの知識以上の住宅はできない訳です。
これが、正しいかどうかは分かりませんが、どうやらその方がお客さんに喜んでもらえて、長く使ってもらえそうです。
そもそも、自分は住宅建築のプロであってお客さんは他業種のプロな訳です。
自分も建築以外の部分は素人ですから、その道のプロにお任せしている訳でして、その方が楽だし結果出る訳ですよね。
自分にとってはなんら不思議なことはないのですが、何故か住宅業界の場合は「お客さんの言う事を聞かないといけない」ってなっている訳です。
たとえそれが間違った意見だったり、10年後無駄になる事であっても素人であるお客さんの言う事を聞かないとダメな訳です(汗)
それって変な事だと思いません?
自分は、すごく変だと思いますが、、、(汗)
例えば、回らないお寿司屋に行った時に相当な常連でない限り、大将のおすすめを頼むでしょう?
自分は、苦手なものだけお伝えして、あとはお任せでやってもらいます。
だって、その方が季節の美味しいものや、良いものが仕入れられた場合迷いなくそれを出してくれる訳ですから、きっと美味しい物が食べれるでしょう。
それを住宅建築に置き換えてみると、そもそも住宅を建てるお客さんで、ベテランの人なんていない訳です。
いっぱい建てる人でも、一生で2,3回しか建てないじゃないですか。
だとすると、2、3回しか寿司屋さんに行った事しかない状態と一緒です。
まだまだ「コハダください」みたいにベテラン感を出して良い来店回数ではない訳です(笑)
逆に住宅会社で言うと「何が食べたいか注文してくれないと握れないよ!」って言う寿司屋って事です。
それだったら、回る寿司で十分だって事になる。
つまり「安いお店で良いじゃん!」って事です。
そんな店に感動なんてないでしょう。
だって、発注した寿司が発注した通りに新幹線みたいなのに乗って来るだけです。
お任せだからこそ、味わった事のない新しい味や価値に出会えるんだと思います。
問題は「お任せ出来るお店なのか?」が問題な訳ですよね。
信頼できなきゃお任せはできない訳です。
もし、信頼できる会社や人がいるならば「お任せ」で頼んでみるのも良いのではないかと自分は思います。
その方が、自分では思い付かない様なあなたにベストマッチな住宅に出会える可能性が高くなるからですね。
おしまい