個性的な家を建てたい皆さんへ
「せっかくだから個性的な家にしたい」と考える人が多いと思います。
個性的と言っても色々だと思いますが、良くあるのが「奇抜な屋根や外壁の色(形)を使いたい」とか「外国の家みたいな家」とか「病院みたいなまっ白い家」とか「尋常じゃ無いほどの広さのリビング」とかさまざまだと思います!
別にそれが悪い事ではないと思いますが、精神的な部分で何かが働いていると思うんですが、自分は心理学者じゃないのでよくは分かりません?
自分が1つ言えるのは「家は道具」である事を忘れてはいけないって事です。
究極的に言うと、道具に求められる事は「機能」であり「耐久性」だと思います。
自分は大工道具が好きで色々集めたりもしておりまして、見た目は良いけど使い勝手が悪い道具とかを色々経験した上で、現在は使い勝手が良くて耐久性が高い道具しか使っていません(汗)
昔は「人と同じ金槌(カナヅチ)の柄(え)は嫌だ」とか言って色々な木の柄を使っていて、耐久力不足でよく折れたりして金槌のヘッド部分を飛ばしたりしてました!
人と違うのがカッコ良いとか思っていた時代ですね!
今となっては恥ずかしい過去でございます。
話が脱線しましたが、個性的な建物が悪い訳ではないけども、機能性に問題があるとか耐久性に問題がある程の「個性」は家には必要がないと自分は思います。
シンプルな家でも長く住んでいれば、その人の個性に染まって行くからです。
「時の流れに身を任せ、あなたの色に染められ」とテレサテンも歌っております!
どうやら、人も家も人に染まって行くで間違ってないでしょう(笑)
家は「家族が幸せに暮らせるための道具です」先ずは、そこをしっかり担保した上で話は進めましょう。
そうじゃ無いと、カナヅチのヘッドは飛んでいき大切な物や人を傷つけるからですね!
家は買い換えることのできない道具です!しっかり考えて家造りをしてほしいと思います。
おしまい