家の間取りをどう決めているか?
普通の家の場合は、お客さんに全てを聞きながら進めていく事が普通になります。
つまり「お客さんの要望をそのまま作る」という事ですね。
ですが、お客さんは素人です。
確かに、夢や理想を叶えると言うのはわかるけども、日常生活がそこにはあるわけでして「リビングは広く20畳は欲しいです」と言われて「その20畳のリビングは誰が掃除をするんですか?」って話になる訳です。
それは、そこに住む人数にもよる訳ですが、20畳っていったら家族4~5人で過ごすには相当広いと思いますからね!
ただ、良く聞くのが「友達を家に呼んで飲み会やバーベキューをするから、20畳欲しいんです」と言うお話しです。
自分の場合は、どう返答するか?
「それって毎日ですか?それとも週1回ですか?相当多い人でも友人家族を招いて食事会って月1回くらいではないでしょうか?」
「その友達も、結婚したり子供が生まれたりすると中々集まれなくなりますよ(汗)」
って話になります。
何が言いたいかと言うと、一般的な人の場合「家は生活の場であり、子育ての場である」と言う事です。
ですから、20畳のリビングを10畳にして子供の勉強スペースや家事スペースに振り分けてあげた方が、同じお金を出すのであれば絶対に生活はしやすくなり、子供の成長の後押しになると自分は思っています。
とは言え、どこにお金を優先的に回すか?はお客さん次第なんだと思いますけどね。
自分達の仕事は、そこに住む家族が幸せに生活をしてもらう事です。
それは、お客さんが見ている未来の遥先の未来を見ていないと助言は出来ない!
自分達が1番楽なのは「お客さんの言われた通りに作る事」になります(汗)
まぁ、お客さんの言われた通りの家を作ると、最終的には「なんで分かっているのに言ってくれなかったんですか(怒)」って話にもなるんですけどね(汗)
ですので、自分は事前に言っているだけの事であり、それが普通の事だと自分は思っていますから、一般的な会社の「お客さんの言われた通りに作る」と言うのに違和感がとてもありますね。
「一生に1回の家造りを失敗して欲しくない」と自分は思います。
そのためには、お客さんの要望を全て家に反映させると言うのは、失敗を誘発しているのではないかと個人的に思う所でございます。
何が正解でどこに正義があるのかは、時間が経たないとわからないと言う事だと思います。
山田 雄一
もみの木ハウス新潟では、夏暑く冬寒いという、新潟県の地域特性に合ったお住まいを提案しています。もみの木を内装材として使用した、健康で快適で安心な家族がふれあう素敵な空間をお客様に提供していきたいと考えております。