近年住宅も健康志向に向いてきている気がします。
「自然素材の家」「無垢材の家」「無添加の家」みたいな感じです。
「木」=「健康」ってイメージになるから売りやすくなるんですね??
この様な住宅によく使用されている内装材は「針葉樹」が多いような気がします。
「杉」とか「松(パイン)」とか「桧」とかです。
針葉樹ってなると「もみ」も針葉樹ですが、あまり使っている住宅会社はありませんね。
それは、置いておいて。
針葉樹は、幹自体に豊富に油分を含んでいてフィトンチッドの効果が期待できますし、
調湿効果(調湿効果は板目よりも柾目の方が優れています)もある。
さらに、柔らかく素足文化の日本の住宅に適しているのは間違いないでしょう。
ただ、日本の住宅に使用されている木材の95%以上の木材にはその効果はありません。
なぜなら、その使われている木材は乾燥機で短期間に乾かされた、
木材の良い成分が抜けた「抜け殻」の木だからです。
当然細胞も壊れているので、重要な調湿効果の機能も著しく低くなっています。
ですので、
「ウチは、木をたくさん使ってるから調湿してくれるし、健康になれるよ」
は知識がないか、嘘をついて騙そうとしてるかのどちらかです(爆)
最近では、超低温乾燥機で「45度で乾燥させています」みたいのもありますが、
結局、機械乾燥ですのであてにならないと自分は思います(汗)
そこまでやるなら、自然乾燥でやろうよって感じです。
本当に木の成分を残して、細胞も破壊しない乾燥方法は自然乾燥で時間をかけて
乾かすしか方法がありません。
当社の使用している内装材のモミの木は、鹿児島の「マルサ工業 フォレストバンク」
さんが丁寧に時間と技術を使い、製材して自然乾燥させたモミの木のみ使用しています。
当然自然乾燥ですので、年間作れる量も決まっています。年間300棟が限界との事です。
当社の割り当ては年間10棟分しかありません。
そもそも、自分が建てられるのは年間10棟が今のところ限界ですけどね(汗)
日本の住宅業界は「売れれば正義」みたいのがあります。
プロではない人が「イメージ戦略」で平気で偽物を掴ませようとする。
これではいけないと思いますが、それが現状ですね。
恐ろしいですね(爆)
山田 雄一
もみの木ハウス新潟では、夏暑く冬寒いという、新潟県の地域特性に合ったお住まいを提案しています。もみの木を内装材として使用した、健康で快適で安心な家族がふれあう素敵な空間をお客様に提供していきたいと考えております。